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自動掃除機の動き比較

自動掃除機はまるで生きているように、自分で動きながら掃除をしてくれるところがすごいところです。
そんな自動掃除機の動きは、センサーと人工知能とアルゴリズムによって決定されます。
センサーで部屋の大きさや障害物、現在位置などの情報を集め、人工知能が状況を分析判断し、最も適切な動きを決めるのです。
現在の自動掃除機にはマッピング方式、パターン式、ランダム式などのアルゴリズムがあります。これらを比較してみましょう。
パターン式とはジグザグ、らせん、ランダム、壁つたいなど、いくつかの設定されたパターンを繰り返して動きます。人工知能を搭載しないパターン式は、低価格な自動掃除機に多く搭載されています。この方式は広い部屋や家具が多い部屋で埃の取り残してしまいがちです。
人工知能とパターン方式を組み合わせて搭載しているのがアイロボット社のルンバやシャープのココロボなど高性能な自動掃除機です。センサーで集めた情報を分析し、最も適切な行動パターンを選んで掃除をします。複雑な形のスペースや複数の部屋にも対応できます。
マッピング方式とはセンサーによって集めた情報から掃除場所の地図を作製し、効率的な動きを決定します。パターン方式と比較して、何度も同じ場所を通ることがなく、無駄な動きが少なくて済みます。ただし同じ場所を通らないため、埃を吸いきれないこともあるようです。
東芝のスマ―ボやLGエレクトロニクスなどは人工知能とマッピング方式を組み合わせることによって動きを決定しています。